番外編えぴそーど 陶尚の好物
現在の塩屋に引っ越してきたのが 2002年、平成14年の12月 年末の10日ほど前でした。 その10月より改装をしていましたが、 年末の時期にずれ込んで、 大きな荷物は引越し屋さんに依頼をして 自分で運べるようなものは自分で、、。 忙しい年末の時期でもあったので 余計に負担と無理もたったのか、 その引越で、腰と肘を悪くして、、。 |
ひじの痛みは、奥からズキンズキンと、 何もしていなくても痛む始末。 少し離れた有名な病院へ何度か足を運び、 関節注射などを打ってもらってたのですが 一向に回復はしませんでしたが、 ようやく?医院長先生にに診てもらうと、 レントゲン写真で原因が分かりました。 「何度も足運ばせてごめんね」っと、、。 違う角度から撮るとよくわかります、 肘上部の関節部分の骨が 月が欠けたようになってました、、。 プロ野球選手でよくある スポーツ肘だそうです。 手術しても完治はしません、。 仲良く付き合うしかない、、っと。 また、陶尚をオープンをし、しばらくして 男40代に迎える厄年を経験しました。 何をするにも、体が思うように動かない、 この倦怠感。。もうすぐ死ぬのかな?? などと思うくらい、、。 |
そんな中で、近くの整骨院さんに勧められ 通い始めたのがジムでした。 胡坐をかいてロクロを何時間も、 同じ体制での制作、、。 体は知らず知らずのうちに衰えもするし、 大きく腰にも負担が掛かっていた。 粘土をこねる腕は関節もすり減っていた、、。 通い始めたジムで、動かない自分の体を、 ここまで筋肉が脂肪に変ってたのかっと、、。 様変わりした自分を痛感しました。 体を動かそうと思っても、 ギクシャクして動かない。 自分の体で無いようでした。 また、ジムで、衰えた筋肉を補うだけでなく 使った反対側、、内外中も使い 使えば、冷やして解す、休めむ事も大切。 バランスが体を維持している訳です。 そんな大切さを知った訳です。 走りぱなしはダメっと言う事です。 今まで、只我武者羅に走り、休まなかった。 |
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ちょうどその頃には、 お茶のお稽古も復活しておりました。 陶芸センター時代に始めたお稽古、、。 お茶のお手前の所作、御道具にも 一般には「詫び寂び」と言われる日本美。 美と心のバランスがあるように思います。 陶芸の制作で、お茶時に使われる 器などの制作を「茶陶」と呼んでおります。 茶陶の制作をしておりますと、 心がなごみます。 大変、難しいものがりますが、 「魂」も入ります。 また、そんな制作を助けてくれるのが、 座禅です。 本当に1時間ほどの座禅ですが、 朝の小鳥のさえずりを聞きながら 心を落ち着かせて座禅を組むことで、 心にゆとりが、視野が広がり ロクロも上手くなったように挽けます。 不思議です。 これらはまさに、「静」と「動」。 いずれにしろ、心と体のバランスが大切。。 っと、言う事でしょうか、、。 |
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私の好きな言葉に「心・技・体」 っと言う言葉が有ります。 健康な肉体と、健全な精神、 これらを駆使する技。 三位一体にて、事が成せるように 思うのです。 それらは日ごろから大切に 心掛けないと出来ないのかな、、。 っと、思うのです。 |
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時あれば体を動かし、時あれば休め、 自然に帰って物事を考える。 自然の斉一性のなかにも摂理と神秘 そんな自然に「美」を感じるのです。 芽が出て成長し、その過程には幾多の 困難を乗り越えて、、。 大きな大木に、そして花を付け実を結ぶ、。 その、廻りこそ大切なのかと、、。 私は、自然の天然物が大好きです。 自然の恩恵を享けたものを大切に 手間暇をかけて、 自然から生まれた素材を生かして、、。 もちろん自身も自然に振る舞い 生きて行きたいです。 |
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好物によせて、、。 |
2010年3月 |